山道をてくてくゆくよ。
*レンタカーでもいっぱい歩く旅 その12
大きな穿戸岩(ウゲトイワ)は苔むして。
澄んだ空気と静かな時間。
「暗くなっちゃうよ」と、どんどん山道を進む自由人。
時々振り返りながら、ゼーゼー後を進むknäcke。
どれくらい登っただろうか、自由人の前に大きな穿戸岩の風穴。
ズルズルと足を滑らせながら、knäckeも風穴へ。
縦横10mもの大きな風穴は、びゅうびゅうと風が吹き抜けていて。
この穿戸岩は、参道と神殿からまっすぐ伸びた延長線上にある。
阿蘇山の神、健磐竜命の従者だった鬼八法師が蹴破ったといわれていて、
昔から地域の人々に大切に守られてきたパワースポット。
岩の裏側に急斜面をズルズル滑りながら進み、振り返って穿戸岩を眺める。
この穴も神社のご神体。
穴の向こうに神殿の屋根が小さく見える。(写真下/穴の左下の方だけどわかるかな?)
日が傾き始めていても、観光客が途切れることなくパラパラとやってくるためか、
雰囲気の割に非日常感は若干低め、と感じるknäckeも観光客。m(_ _)m
これから高千穂へ移動、下りは登りより急いで!
先をゆく自由人の背中はすでに見えない。
神殿まで戻ってきた、お借りした杖をお返しして。
シンとした山道を駆け下り気味で。
下山は早かった。
山の姿が美しい。
阿蘇っていいな、とーっても雄大ね。
高千穂へ車を走らせるよ。
つづく。