高千穂へ、*レンタカーでもいっぱい歩く旅 その13 [*ASO TAKACHIHO 2018 Sep.]
物産館では地元のお土産が並ぶ。
時刻は17:30頃、そろそろ店じまいの時間のようで閑散としていて。
ぐるっと一回りして物産館を出たら。
使われていないトンネルで原酒をじっくり寝かせるなんて、いいアイデア!
九州鉄道として期待されていた高千穂戦延長工事(宮崎県高千穂町〜熊本県高森町)は、
熊本県側のトンネル内出水(1974年)により、延長工事が中止になった。
すでに完成していた高千穂町のこのトンネルは一度も列車が通ることはなかったけれど、
トンネル内の温度や湿度の条件が焼酎の貯蔵に適していることから、2000年に樽貯蔵庫として再活用をはじめ、
地域活性化を目指した高千穂観光物産館「トンネルの駅」としてスタートしたんだって。
トンネルの長さは1,115m、気温は年間を通して17度、室温は年間を通して70%、貯蔵樽の数は約1,300本だって。
樽の木肌から蒸発する焼酎の香りがトンネル内を包み込んでいて。
なかなかいい寄り道になったよ。
タバコ臭もなく、シンプルで清潔なお部屋。
お部屋に3点ユニットバスルームがついていたけれど、
大浴場(小さめの大浴場)があったので、温泉の大浴場を使ってお部屋のバスルームは使わなかったよ。
最後はカットフルーツ。
国民宿舎は初めて利用。
勝手なイメージで、国民宿舎って激安!(笑)って思ってたけれど、いうほど激安でもないのね?
って、もちろん、星がいっぱいついたお高いホテルに比べたら激安!だけど。(^_-)
自由人との旅のお宿はいつもリーズナブル、チープなので、そう考えると、そして勝手なイメージがあったのね。
だから、色々調べたけれど、激安でもないんだって・・・。(笑)
そしてこれも勝手なイメージで、お部屋やお食事も、まぁ質素なんだろうと思ってたけれど、
食器はチープ感満載(失礼!)だけれど、お食事は悪くなかったし、お肉星人満足の美味しい高千穂牛だったし、
お部屋は質素というよりはシンプルで、必要なものは揃っているし、「無駄に過剰」じゃないのが心地よかった。
お掃除はきちんとされて清潔で、勝手な国民宿舎のイメージが変わったよ。
全国の国民宿が全てそうなのかは、もちろん知らないけれどね。
兎にも角にも、阿蘇で利用したホテルに比べたら、圧倒的に高千穂の国民宿舎の方がよかったわ。
チェックインの際、「夜に高千穂神社で高千穂の夜神楽があり、
送迎無料でシャトルバスを出しています。」と伺っていたので、食後はその夜神楽に自由人の希望で行くことにした。
バスの時間にフロントへ行くと、夜神楽を見るときにと大きなふかふかのお座布団を貸し出し。
大きなお座布団を抱え、シャトルバスに乗って夜の高千穂神社へ。
夜神楽見物のチケットを買って。(700円/1人)
前の端っこまで行って切り紙拝見、とっても綺麗。
最後は演者さんが揃って舞台挨拶。(写真右上)
高千穂に伝わっている夜神楽は、1978年に国の重要無形民俗文化財指定されたんだって。
夜神楽の季節以外にも「高千穂の夜神楽」を楽しめるのが「高千穂神楽」だそう。
演じられた代表的な舞は、
「手力雄(タヂカラオ)の舞」「鈿女(ウズメ)の舞」「戸取(トトリ)の舞」「御神体(ゴシンタイ)の舞」の4つ。
演者さんは高千穂在住の素人さんで、普段はそれぞれお仕事をされているんだって。
舞台が始まる前には、夜神楽についてわかりやすくお話ししてくださった。
knäckeがお気に入りの白い切り紙は、舞台(神庭(コウニワ))の四方を囲った「彫り物(エリモノ)」という紙細工。
「七五三縄(シメナワ)縄の束が3本、5本、7本になっていて、文字通り七五三縄。
彫り物が表現するのは十二支や木火土金水など、神仏金剛や陰陽五行を感じさせるもの。
舞台奥には、天照大神が隠れた岩戸のセットが設置されている。
伝統や文化、興味深く楽しむことができたよ。
赤は日の神様、緑は水の神様。
長い一日、クタクタで終了。
つづく。