廃線を見つけて、また鉄分補給の寄り道。 *レンタカーでもいっぱい歩く旅 その29 [*ASO TAKACHIHO 2018 Sep.]
廃線を見つけて、また鉄分補給の寄り道。
*レンタカーでもいっぱい歩く旅 その29
雨の中、
舗装された廃線の線路をてくてくゆくよ。
宮崎市内へ向けてやっと出発と思いきや・・・、
「右側に何か大きなサインが見える、廃線っぽいよ、なんて書いてある？」と、自由人。
後部座席に身を乗り出し窓の向こうのサインを確認、「TR鉄道跡地散策コースだって。」
おさんぽ好きな自由人、「廃線を歩けるんじゃない？行ってみたい、歩いてみたい。」
knäcke、「雨なのに？風強いのに？もうお昼前なのに？鵜戸神宮に夕方までに到着したいのに？」と、言いかけると、
「行ってみよう。」と、後続車がないのを確認し、さっさと車をUターンさせる自由人。
knäcke、もうここで鵜戸神宮は諦めようと心の中で思う。
鵜戸神宮も行きたいけど、確かにTR鉄道跡地散策コースも気になるし、ちょっと面白そうだし・・・。
やってきたのは旧高千穂鉄道「吾味駅」だ。
この吾味駅がTR鉄道跡地散策コースの起点だって。
吾味駅→日向八戸(ﾋｭｳｶﾞﾔﾄ)駅→槙峰(ﾏｷﾐﾈ)駅間が4㎞のコースになっていて、
途中、駅舎や鉄橋やレールや枕木やトンネル、そして滝や神社など見所もあるようだ。
周遊コースではないので、往復8㎞のおさんぽコース。
自由人は往復8㎞おさんぽしたかったようだけど、時間のことと台風接近の悪天候なので、
車中からも見えていた、駅舎先すぐ先に見えている第3五ヶ瀬川橋梁まで行ってみることに。
吾味駅に車を止めて、雨よけのポンチョを着て。
吾味駅には線路が残っていなくて残念・・・。
てくてく、てくてく。
線路が残っていたらもっと雰囲気があっただろうけれど、
そのままだったら、足元が怖いよね。
五ヶ瀬川にかかるこの第3五ヶ瀬川橋梁は1939年に鉄道橋として建設された。
鉄道橋としては、戦前唯一の鉄筋コンクリート方杖ラーメンと鋼トラスが複合した橋。
2010年に土木学会から選奨土木遺産に認定されているんだって。
さ、今度こそ宮崎市内へ向かって、
間に合うかわからないけれど鵜戸神宮に向かって、出発。
また自由人が気になるサインを見つけたけれど、温泉成分で何が何だか。(写真左上)
窓の向こうの緑いっぱいの景色を眺めながら。
時折、大きな雨粒が車を叩く。
暴風雨の中をゆくよ。
つづく。
